イタリア語翻訳

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イタリア語が公用語の国

イタリア
サンマリノ
スイス

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翻訳料金表
地域
方言
標準イタリア語
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産業
公用語の国

イタリア語翻訳の料金表

言語	料金
日本語＞イタリア語	30円／文字
英語＞イタリア語	20円／単語
イタリア語＞日本語	30円／単語
イタリア語＞英語	20円／単語

＊その他の言語ペアにも対応可能です。詳しくはお問い合わせください。
＊上記は平均的な単価です。

イタリア語の使われる地域

現在、イタリア語を日常的に使っているのは約６千万人だと言われています。イタリア本国ではもちろんのこと、周辺諸国でも公用語として定められています。イタリア半島の中東部にある世界で５番目に小さい国、サンマリノ共和国で公用語とされているほか、スイスの、ティチーノ州とグラウビュンデン州の一部はイタリア語圏で、ドイツ語、フランス語、ロマンシュ語とともに、公用語とされています。また、スロベニアのイストリアとクロアチアには少数のイタリア語を母国語とする人々がいます。フランスのコルシカ島では、イタリア語の方言の一種であるコルシカ語が使用されています。

方言差の大きいイタリア語

イタリア語は非常に方言差の大きい言語です。シチリア語、ヴェネト語、ナポリ語、ガロ・イタリア語など、各地域にそれぞれの方言が存在します。現在のイタリア語教育で用いられている「標準イタリア語」は、中央イタリアのトスカーナ地方で使用されていた方言に、ナポリ方言・シチリア方言を取り入れた言葉で、イタリア統一後の標準語政策によって広められました。イタリア国民の多くが、この標準イタリア語とともに各地域の方言を理解できると言われています。

標準イタリア語の誕生

現在に確立している言語のうちで、ラテン語の影響が最も色濃いのがイタリア語と言われています。

イタリア語の形成に大きく貢献した人物としてよく知られているのは、トスカーナ出身の詩人ダンテです。ダンテが執筆を行った十四世紀初め頃、文学には古典ラテン語を使用するのが主流でしたが、彼は中央イタリア語のトスカーナ方言に南部のナポリ語・シチリア語を取り入れた言葉で、代表作の叙事詩「神曲」を初めとする作品群を書き上げました。ダンテの死後、このトスカーナ方言ベースの言語をイタリア語とするかどうかの論争が文学者や詩人たちの間で巻き起こります。最終的には、それまで欧州全体の公用語であったラテン語に代わって、ダンテの使用したいわゆる「文学的なイタリア語」が広く用いられるようになっていきます。

約１５０年前のイタリア統一運動以降、標準語政策によって、現在は、イタリア国民のほとんどが標準イタリア語を理解できます。特にイタリアの公共放送局「RAI」が標準イタリア語を採用した影響は大きかったようで、農村部などでは、「テレビ・ラジオが始まって、初めて標準語を知った」という人もいたそうです。近年は、地域の独自性や特徴を尊重する考え方から、イタリア各地の方言をより保護しようという動きが出てきています。