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スペイン語が公用語の国(一部)

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スペイン語翻訳の料金表

言語 料金
日本語>スペイン語 30円/文字
英語>スペイン語 20円/単語
スペイン語>日本語 30円/単語
スペイン語>英語 20円/単語

*その他の言語ペアにも対応可能です。詳しくはお問い合わせください。
*上記は平均的な単価です。

話者人口は4億以上

スペイン語は世界で、英語、フランス語、アラビア語、に次いで四番目に多くの国で使用されており、約4億2000万の話者がいます。

英語、フランス語、ロシア語、中国語、アラビア語とともに、国際連合の六つの公用語のうちの一つとしても使われています。インターネット利用者全体の約8%がスペイン語を使用しており、英語と中国語に次ぐ第三の言語となっています。

スペイン語圏の分布

スペイン語はスペインを始め、20か国において公用語とされています。具体的には以下の国々です。

ヨーロッパではスペイン。北アメリカではメキシコ。中央アメリカではコスタリカ、グアテマラ、エルサルバドル、パナマ、ホンジュラス、ニカラグア。カリブ海地域ではキューバ、ドミニカ共和国、プエルトリコ(米国自由連合州)。南アメリカではコロンビア、ベネズエラ、エクアドル、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ。アフリカでは赤道ギニア。

南北アメリカ大陸では、先住民族を含めて大半がスペイン語を話します。英語が公用語のベリーズでは人口の約46%がスペイン語話者であり、カリブ海地域でも過半数を占める話者がいます。これらラテン系言語を公用語とする国や地域、スペイン語圏のメキシコ以南と、ポルトガル語が公用語のブラジル、フランス語圏のハイチなどを総称して「ラテンアメリカ」と呼びます。

米国の南西部一帯も、かつてメキシコ領であったため各地にスペイン語の地名が残っています。特にニューメキシコ州では、スペイン語は事実上の公用語として使われています。

中南米のスペイン語圏諸国をルーツに持つアメリカ人は、「ヒスパニック」、もしくは「ラティーノ」(ラテン系アメリカ人)と呼ばれます。近年ヒスパニック移民が増加したため、アメリカではカリフォルニア州やフロリダ州、テキサス州などヒスパニックの割合の高い地域で、スペイン語を学校の事業や公共施設の表示、説明書に使用するといった社会インフラ整備が進められており、実質的な第二言語となりつつあります。このため、最近はスペイン語を学ぶアメリカ人も増えています。

フィリピンは1898年までスペイン領で、特に上流階級の間でスペイン語が使われていましたが、現在、公用語は英語とフィリピン語のみとなっています。しかし、主にカトリック文化などの関係で現在でもスペイン語の単語がフィリピン人の日常生活で数多く使われていますし、フィリピン語の基であるタガログ語などでもスペイン語からの借用語が多く見られます。

イベリア半島周辺の言語

スペイン国内のいわゆる地方言語、カタルーニャ語、ガリシア語、バレンシア語は各地方で公用語とされています。ほかにもアラゴン語、アストゥリアス語、レオン語といった地方言語があり、かつてはカスティーリャ語から派生したとされてきましたが、現在ではどれもその他のロマンス語と同じように、俗ラテン語が変化した言語で、言語学的には別物だと考えられています。また、スペイン語とポルトガル語はさまざまな面で似ており、ある程度の意思疎通が可能です。

スペイン語の歴史

スペイン語の元になっているのは、ラテン語の口語である俗ラテン語です。

8世紀に、北アフリカからイスラム勢力であるウマイヤ朝が、当時ゲルマン系の西ゴート王国が支配していたイベリア半島に侵入しました。これに対し、15世紀までの長きにわたって、キリスト教徒によるレコンキスタ(再征服運動)が行われます。この時期に俗ラテン語がロマンス諸語に変化したと考えられており、このロマンス諸語が次第にポルトガル語、スペイン語、イタリア語、フランス語、ルーマニア語などに分かれていきます。

イベリア半島では、イベリア系ロマンス語がアラビア語の影響を受けながら発達していき、カスティーリャ、レオン、ポルトガル、イスラム系の小国群タイファなどで使用されました。やがてカスティーリャ王国がイベリア半島の中心的勢力となっていき、スペイン王国の誕生後は、事実上統一スペイン国家の国家語となりました。このため、現在でもスペイン語をカステリャーノ (castellano) と呼ぶ場合があります。

こういった歴史により、スペイン語は文法面ではラテン語の規則を多く受け継いでおり、単語はアラビア語から借用したものが多く使われています(特に、アンダルシア方言はアラビア語の影響を強く受けています)。イベリア半島のムスリムはベルベル人が多かったため、ベルベル語からの影響もあります。

なお、フランスとスペインの両国にまたがるバスク地方で使われるバスク語は、ローマ帝国やケルト人の進出以前から半島で使われていた言語と考えられており、スペイン語とはかなり異なった特徴を持ちます。しかしながらスペイン語はバスク語からも影響を受けています。

スペイン語の特徴

文字に対する発音が規則的であり、アクセントの置き方にも規則があるため、比較的発音しやすい言語として知られています。

英語と異なり、文脈上で主語が明らかな場合は、主語の省略が可能です。

否定文を作るときは、動詞の前にnoをつけます。

疑問文を作るときは、特に語順を変える必要はなく、文末に「?」を置き、文頭に「¿」を置きます。感嘆文のときも、文末に「!」を置き、文頭に「¡」を置きます。

名詞には、男性形と女性形があります。また、動詞の活用が多いのも特徴です。

スペインの産業

主要産業は、自動車、食料品、化学品、観光産業などです。スペインは世界有数の観光大国であり、ユネスコの世界遺産登録数は第三位です。EUの主要農業国の一つで、農業生産額は、フランス、ドイツ、イタリアに次ぐEU第四位です。主要農畜産物は、大麦、小麦、オリーブ(生産量世界一位)、ぶどう、トマト、かんきつ類、豚肉など。主要輸出品目は、オリーブオイル、ワイン、豚肉、オレンジなどです。またEU最大の漁業国でもあります。


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